ゴルディロックスはどこへ行ったのか~ついにハンバーガーになったビットコイン~
こんにちは、管理人のあぷふぇるです。
かなりの荒れ相場ですね~
当初、利上げの影響を大きく受けるのはハイテク株を中心としたグロース系の銘柄だという感じでした。
また、昨年後半は利上げ局面でも株高、ゴルディロックス相場が続くという雰囲気でした。
実際に、私も方向的にはそう考えていて、株価に対しては割と強気でした。
2021年9月時点の記事
apfelinvestment.hatenablog.com
ですが、足元では本格的にリスクセンチメント自体が悪化してきているように思えます。
リスクセンチメントの悪化要因を予想してみた
apfelinvestment.hatenablog.com
足元の荒れ相場の要因
足元で相場環境悪化の要因となっているのは、
・決算の大コケ
・インフレ
・利上げ
の3つが主だと考えられます。
これらの3つの要因は、低金利と個人給付が生み出した高バリュエーションと全般的な株高の持続性への疑問と、修正を引き起こしています。
この修正自体は相場のシクリカルな動きなので、そこまで気になるものではありません。
利上げ「開始」局面は悪材料ではない
これはそもそも論ですが、利上げの開始局面は景気拡大に向かっていることが多く、株価にとって悪材料ではありません。
一年以上前は引き締め以外の理由で金利が上昇していましたが、実際のところその時より米国の主要3指数は上昇しています(ただ、マイナスに転じそうな勢いで下落しています)。
apfelinvestment.hatenablog.com
リスクセンチメントは悪化したのか?
半額になったビットコイン
リスクセンチメントが悪化しているのではないかと考える理由は、代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインが、昨年の高値から半額まで下落したためです。
ビットコイン本当に400万円割れてた#BTC https://t.co/9z9ntpydUE
— あぷふぇる@配当金14.2万円 (@ApfelInvestment) 2022年1月22日
いわゆるハンバーガー(半バガー)というやつですね🍔
ビットコインの上昇要因と、すでに消えたストーリーは何か
ビットコインをはじめとする暗号資産が上昇していた背景は、(主に個人投資家の)カネ余りにより脚光を浴び、熱狂と「インフレヘッジになる」という理由でした。
ただ、再度浮上したビットコインがここまで下落するというのは、以下のような上昇理由を否定する何かが成り立たなくてはなりません。
インフレヘッジにならない
そもそもインフレヘッジになるという上昇背景は、発行上限が決まっているためです。
(魅力的に感じるかはさておき)これはGOLD(ゴールド、金)と同じ理屈です。
GOLD(ゴールド、金)がインフレヘッジになる理由
apfelinvestment.hatenablog.com
ただ、発行上限が増えるなど、ビットコインそのものの性質が変わったわけではないため、インフレヘッジにならないという理由で半額になったわけではないと考えられます。
インフレが鎮静化した
たしかに、インフレ率上昇のピークアウト傾向は見られますが、インフレが鎮静化しているとは言えません。
なぜなら、鎮静化しているのであれば利上げなど行わないからです。
リスクセンチメントが悪化した
これまでカネ余りで「何でも買えば儲かる」という雰囲気だったのが、ここにきてそうでもなくなり、段々とリスクセンチメントが悪化してきたことが理由として考えられます。
リスクオンの象徴がビットコインであり、暗号資産(仮想通貨)だったので、リスクオフになって真っ先に売られたのだと考えられます。
おわりに
ゴルディロックスはどこに行ったのか。
その答えはわかりませんが、もしかしたら今回の荒れ相場は長く続くのかもしれませんね。
つみたて投資とテーマ投資について
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2022/01/23 あぷふぇる