あぷふぇる

資産形成やマーケットコメントを中心とした雑多なブログです。

金利上昇で株の売り時??なんでそうなる?w

 

こんにちは、管理人のあぷふぇるです。

 

今回は足元で大きな上昇を見せた米国長期金利と株価についての考察です。

あくまでド素人の私の見解ですので、誤っている部分があればコメント等でご指摘ください。

 

 

 

金利上昇で株価が下がるらしい

最近、Twitterで「金利が上昇しているので株価は下がって為替もドル高になるから、株の売り時かもしれない」というツイートを見かけました。

 

その人のロジックの詳細はわからなかったのですが、とりあえず金利上昇は株は売りだし円安になるよという主旨でした。

 

これを見た私は???となりました。

 

たしかに利下げをすれば、いわゆる緩和状態となって株価は上昇しやすくなります。

しかし、金利が上昇していく局面は景気拡大局面であることが多いのも事実です。

 

 

そもそもの金利上昇の背景

そもそも足元で米国長期金利が上昇したのは、ジョージア州の決選投票を終え、民主党が上院の半数を獲得したことが要因として考えられます。

 

テスラの株価が800ドルを超えた時の記事でも触れています。

apfelinvestment.hatenablog.com

 

 

すなわち、今回の金利上昇は経済刺激策やインフラ投資などによる国債需給の悪化と、期待インフレの上昇が主要因だったのではないでしょうか?

 

もっと端的に言うのであれば、引き締めによる金利上昇ではないということです。

 

 

更に金利が上昇する場合

 

今の金利上昇はブルーウェーブが主要因なわけですが、ここから更に上昇する場合のことを考えてみます。

 

具体的には2%前後まで金利が急上昇するとなれば経済正常化期待ではなく、本当の経済正常化を織り込むことになると思います。

 

ただ、FRBは2023年末まで政策金利の上げないと明言していますし、その背景には経済全体が正常化に至るまでそのぐらいの期間がかかると考えているからなのではないでしょうか。

 

逆にいえば、経済正常化からの金利上昇は,、良い金利上昇なわけなので、グロース株ならまだしも株式相場全体を見れば投資家のリスクセンチメントに負の影響を与えるものとは考えにくいです。

 

逆に金利要因だけで下がるのであれば、織り込まれる経済正常化後は業績は確実に回復してますし、見通しもよくなりますから、買い増しポイントになるのではないでしょうか?

 

 

 

為替や日本株への影響

仮に金利上昇で株価が下落したとしても、米国株式を保有する日本の投資家には影響が小さいと考えられます。

 

金利が上昇すれば、金利差からドルが買われドル高円安になるので、たとえば現在の104円から108円まで円安になったらそれだけで+3.8%の効果となります。

 

法人増税などの経済に負担がかかる政策はまだ先になるでしょうし、この緩和状態かつバイデン大統領就任後のハネムーン期間で株価が大きく下落するとは考えにくいので、日本の投資家的にはむしろプラスに寄与する可能性が高いです。

 

日本株においても、経済正常化自体はもちろんのこと、輸出企業が多いことから円安は業績にプラスに作用するので、個別企業はわかりませんが、日経平均は3万円の節目を達成するかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

ブログとTwitterを運用していくので、フォローや拡散大歓迎です。

 

Twitter@ApfelInvestment

 

 

応援よろしくお願い致します!

 

 

2021/1/13 あぷふぇる