複利運用の説明に対するボヤキ
こんにちは、管理人のあぷふぇるです。
今回はよくある複利運用の説明についてのボヤキですw
自分を含め、投資初心者は情報をネットで仕入れることが多いと思います。
特に、NISAやつみたてNISAの制度は、国のサイトや金融機関の用語説明を見てもよくわからない場合もあり、結果的にいろいろな方が個人的に運営しているブログを参考にすることがありますよね。
その中で、どうしても納得がいかないのが複利運用の説明です。
例えば
NISAでの複利運用の説明で、元金600万円を年平均10%で5年間複利運用すると
600万円×1.1^4=878.46万円になります!
みたいに説明している方がいるんですが、実際には間違ってると思うんですよね。(NISAに限らず複利運用の説明全般ですが)
何が間違っていると思うかといえば、単純に計算式です。
上の例の通り、NISAの非課税枠を満額利用し、総額600万円を年平均10%で運用する場合
1年目:投資元本A120万円
2年目:投資元本A132万円、投資元本B120万円
3年目:投資元本A145.2万円、投資元本B132万円、投資元本C120万円
:
と5年目まで続くので、5年目の終わりには732.612万円になるはずなんです。
たしかに、たった5年で投資元本が100万円以上増えるので複利の力は凄まじいもので、過去の記事で言及している通り、2020年の投資方針の中でも複利運用を行う予定です。
apfelinvestment.hatenablog.com
しかし、
よくある説明:5年で600万円が約880万円になります!
するべき説明:5年で600万円が約740万円になります!
では比較するとかなりの差がありますよね。
実際には、1年間の投資元本も一か月で満額用意するのではなく、毎月定額を投資していく場合が多いですから、740万円よりも少し低くなります。
もちろんこれは計算上のマジックであり机上の空論に過ぎないのですが、成果(期待リターン)を過大評価するのは投資家にとって致命的だと思います。
過大評価するべきなのは、リスクのほうですからね。
リターンは過小評価するぐらいがちょうど良いと思ってます。
影響力のある投資ブロガーの方には、表面的なインパクトではなく、実態を伝えることで投資を普及して頂きたいですw
という単なるボヤキでしたw
複利運用に関するボヤキ②
apfelinvestment.hatenablog.com
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2020/03/03 あぷふぇる