あぷふぇる@新卒社員による0からの資産形成

2020年4月入社の新卒社員が0から資産形成を行っていくブログです。

原油価格が史上初のマイナス圏へ!為替への影響が小さい理由を考察する

 

 

こんにちは、管理人のあぷふぇるです。

 

 

原油先物が史上初のマイナス圏に突入しました。

 

具体的には、5月限の取引価格が-40ドルを記録したそうです。

 

 

原油価格はここ最近ずっと下落していたため、Twitterでは飛んで火に入る夏の虫のごとく、素人投資家の皆様が突入されていきました…w

 

 

結果として、マイナス圏に突入してしまったため、ロスカットされて嘆いている方がたくさんいることでしょう。

 

 

そんな方をよそ目に、「原油はどこで買えるの?」と息巻く素人投資家がわんさか湧いています(笑)

 

 

 

 

ツイートもしましたが、取引する商品についての基礎知識が無いにもかかわらず、値ごろ感で突っ込むのは大変危険で、愚行です。

 

 

ロールオーバーコンタンゴバックワーデーションなどの言葉の意味は、他の投資ブロガーの方が(アクセス数狙いで?w)既に記事にされているので説明しませんが、これらの意味も知らないのに先物取引をするのはただの投機です。

 

 

サイコロを投げて、偶数が出たら買い、奇数が出たら売りという風に決めて取引したほうが勝率が高いんじゃないでしょうか?(笑)

 

 

まあ思うところはいろいろありますが、愚痴はこのぐらいにして本題に入っていきたいと思います。

 

 

 

 

そもそもなぜ原油価格が急落したのか?

需給の崩れとマーケットシェア

まず、原油価格の雲行きが怪しくなったのはサウジアラビアのアラムコのIPO前後だと思います。

 

これはうろ覚えですが、景気減退の予測などから原油価格がじわじわと下がり始めたと思ったら、石油施設がドローンにより爆破され、急騰しました。

 

 

その後、IPOを経て、OPECプラスで減産合意に至らず、サウジアラビアが激怒して大幅な増産に踏み切りました。(超雑)

 

 

需給バランスの崩れを加速させたわけです。

 

サウジアラビアは、ロシアや米国のシェール企業、イランなどよりも採掘コストが低いため、原油価格が大幅に下がっても他国と比較して大きなダメージはありません。

 

一方で、他国は採算が取れなくなり、倒産に追いやられてリ、財務状況が急激に悪化します。

実際に、4月に入ってから米国のWLLが破産申請をしました。

 

 

その後の破産申請はないものの、確実にダメージが出ているため、サウジアラビアマーケットシェアを拡大するチャンスになるわけです。

 

 

マーケットシェアを拡げれば、原油価格を決定する際に現在よりも大きな影響力を持つことができるため、短期的な損失を被ってでも長期的にリターンを見込めるという算段です。

 

コロナウイルスの影響と需給バランスのさらなる悪化

コロナウイルスの世界的な拡大により、世界経済は停滞しています。

 

経済が停滞するということは、原油の需要も極端に減少します。

 

 

先日のOPECプラスでは減産合意に達したそうですが、原油需要の減少はそれを大幅に上回っていると考えられるため、当然価格は下がります。

 

現物の保管コストと機関投資家の動き

サウジアラビアのマーケットシェア拡大路線やコロナウイルスの影響により、需給のバランスが崩壊し原油価格の急落が発生し、冒頭で述べたように素人投資家がわんさか突入していったわけですが、私は彼らのロスカットが更なる急落の原因になったわけではないと考えます。

 

むしろ、最初に突入した彼らは「アンテナをしっかり張っている」素人投資家と評価できると思います。

 

結果としては惨敗なんでしょうけど、今ほど騒がれる前に目をつけてエントリーしているわけですし、「原油ってどこで買えるの?」なんて聞きまくってる人よりは優秀だと思います。

 

しかし、アンテナを張ってるだけでは相場では勝てないんです。

 

残酷ですね。

 

さて、話をもとに戻すと、サウジアラビアの戦略と別の要因として挙げられるのは、現物の受け渡しを避けたい機関投資家による清算です。

 

 

先物取引は、現物資産の将来時点での受け渡し価格の取引をしているわけですから、清算日に買いポジションを持っていれば、現物を受け取ることができます。

 

 

しかし、ほとんどの機関投資家が保管コストのかかる現物を受け取るのは避けたいわけなので、売りが集中します。

 

これが今回のマイナス圏突入の主な要因と考えています。

 

マイナス圏と限月

これは余談ですが、期近の5月限の清算が集中したため原油価格がマイナス圏に突入したわけですが、別に原油がマイナスの値で購入できるわけではありません。

 

今現在取引できるのは6月限以降のものなので、そちらの価格はマイナス圏ではありません。

 

これを原油価格が急騰したと勘違いしてる人が続出したそうですが…💦

 

 

なぜ為替には影響が出てないのか?

原油と為替の相関性

原油価格の急落要因は上記のものでほとんどカバーできていると思いますが、

 

・なぜ為替は動かないの?

・不気味だ…

 

と不安に感じている人がたくさんいるみたいです。

 

 

別にそこまで不気味じゃないと思いますけどね(笑)

 

そもそも、原油と為替(今回はドル円)の相関性はあまりありません。

 

 

全くないわけではないんですが、データ取って分析していただければわかる通り、株などと比較すると相関性が低いことがわかります。

 

でもこれじゃ説明になっていないと怒られそうなので、次の項目で別の理由を書きます。

 

市場環境の悪化と現金不足

一番の理由は市場環境の悪化に伴う現金不足な気がします。

 

要するに、コロナウイルスの影響でどこもかしこも現金が足りていないわけです。

 

 

世界中の投資家があらゆる資産を現金に交換しているわけですから、原油だけでなく、株、債券、不動産、安全資産といわれている金(ゴールド)まですべて売られるわけです。

 

ちなみに、私が以前金(ゴールド)の投資に懐疑的な内容のツイートをしたのはこれが理由です。現金化の流れは確実に進んでいます。

 

 

そして、安全資産と言われている円がそれほど強くならない、つまり為替が円高に動かない理由としては、

 

 

①ドル転の流れが終了した

②そもそもの余力が無い

 

の2点だと考えます。

 

最初に断っておくと、コロナウイルスの影響で日本が危ういと考えられているからではないと思います。

 

①ドル転の流れが終了した

まず、①ドル転の流れが終了したというのは、株などを現金化したあとに、(特に新興国などで)自国通貨を信用力の高いドルに交換するという流れが一服したということです。

 

少し勘違いしてる方もいると思いますが、一番安全なのは日本円ではなく、基軸通貨である米ドルです。

 

 

現在、米国にデフォルトのリスクが高まっているわけではないですし、基本的にはドル買いが進みます。

 

 

実際に、3月下旬には1ドル111円台をつけるなど、日本円のみならず、他国の通貨でもドルが強い状況になっていました。

 

 

おそらくですが、3月末のドル高を見ていた日本人の投資家は、

 

コロナウイルスの影響で株価も下がりリスクオフのはずなのに、円安になってて不気味だ」

 

と感じていたのではないでしょうか?

 

その時期と比較すると、今はもう十分に円高に推移してますので、原油価格が急落しただけでは(他国通貨比で)ドル高になっても、円高になることは考えにくいです。

 

②そもそもの余力が無い

次に、②そもそもの余力が無いというのは、各国で金融緩和政策などが積極的に行われ、冒頭でも述べた通り金(ゴールド)ですら売られて現金化されてしまう状況ですから、政府系のファンドも含め、円転するほどの余力が無いのではないでしょうか?

 

米国経済が完全に崩壊するのであれば、米ドルではなく日本円に乗り換えることが考えられますが、現状はその必要が無いのではないでしょうか?

 

 

これらの2点が、私の考える為替に影響が出ていない理由です。

 

 

おわりに

5月限の原油価格がマイナス圏に突入したことで、原油を取引したいと思った方はたくさんいると思います。

 

今回のざっくりした内容、そして素人である私の不十分な説明だけでも伝わったかと思いますが、商品先物取引には複雑な仕組みに加え、様々な要因が絡んできます。

 

 

だいぶきつい口調で書きましたが、これを読んでいる方が今後も「投資家」として活動するのであれば、わからないものにはむやみに手を出さないでください。

 

 

一方で、実際に取引することでわかることや、疑問に感じることなど発見もあると思います。

 

手を出すなら捨て金でしましょう。

 

投資は投機ではありません。

 

 

よく勉強してから本腰を入れて参戦することをおすすめします。

 

 

投資は自己責任で!

 

 

 

 

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2020/04/21 あぷふぇる