あぷふぇる

資産形成やマーケットコメントを中心とした雑多なブログです。

リモートワークの導入は経費削減につながるのか。

 

こんにちは、管理人のあぷふぇるです。

 

パンデミック発生から企業にとってリモートワークが経費削減につながるのでしょうか。

結論としては、企業規模とオフィス立地によっては経費削減につながると考えられます。

 

今回は、入社以来かれこれ一年半以上ほぼリモートワークしている経験から、(月並みですが)メリットとデメリットを挙げたいと思います。

 

 

リモートワーク導入のメリット

リモートワーク導入のメリットについては、労働、人材、事業の観点で記載します。

 

労働

労働の観点では、下記の3つのメリットが主に挙げられます。

 

・生産性の向上

・労働可能時間の増加

・勤務時間の柔軟性

 

平成28年社会生活基本調査(総務省統計局)によると、東京都の平均的な通勤・通学時間は往復で1時間34分となっており、かなり多くの時間が失われています。

特に都心部では満員電車を利用するなど、通勤はそれだけで体力もやる気も阻害します。

 

リモートワークを導入することで、通勤によって削られていた時間、体力、やる気の分(100%とは言わないけど)、労働可能な時間は増加し、生産性も向上する可能性があります。

 

また、始発や終電などの関係で厳しかった時間も含め、勤務時間に柔軟性を持たせることが可能です。

 

人材

人材の観点では、下記の3つのメリットが主に挙げられます。

 

・優秀な人材の確保

ワークライフバランスの向上

・人事異動のしやすさ

 

勤務地が柔軟になると、地方や海外にいる優秀な人材を確保することが可能になります。

また、ワークライフバランスの向上や、従来なら転居を伴うことも多かった人事異動がしやすくなります。

 

事業

事業の観点では、下記の3つのメリットが主に挙げられます。

 

・オフィス賃料の削減

BCP対応

・ビジネス拡大

 

一番効果が大きいのは、オフィス賃料の削減です。

おそらく、企業の固定費で最も高いのはオフィスの賃料ですから、フロア縮小や移転、撤廃など、段階的に導入するだけでも半永久的に固定費を削減できます。

 

また、震災大国ということもあり、リモートワークを導入しておくということで、BCP対応が可能となります。

その他にも、(本社の)立地のせいであまりタッチできていなかった顧客層や地域などを対象に、ビジネスを拡大できる可能性もあります。

 

 

リモートワーク導入のデメリット

リモートワーク導入のデメリットについても、労働、人材、事業の観点で記載します。

 

労働

労働の観点では、下記のデメリットが主に挙げられます。

 

・生産性の低下

 

労働者が仕事場所を柔軟に選べることは、大きなデメリットにもなりえます。

例えば自宅で勤務する場合、オフィスとは違ってベッドやテレビ、ゲームなど様々な誘惑があります。

また、自宅が仕事に集中できる環境かどうかは労働者に依存するため、全体的にムラができたり、通勤時間がない分ダラダラと働いてしまう可能性があります。

 

とくに、育児や介護などを抱えている労働者だと、仕事中に対応せざるを得ない状況になりやすく、労働時間中に集中を続けやすいとは言えません。

 

人材

人材の観点では、下記のデメリットが主に挙げられます。

 

労務管理が困難になる

 

コミュニケーション、心身の健康状態、勤務態度など、労務管理全般が従来よりも困難になります。

常に通話状態にして繋げていたとしても、コミュニケーションはどうしても減ってしまうので、心身の健康状態の把握が難しくなります。

 

また、基本的には成果物で評価されるべきだとは思いますが、成果の継続性を考えると勤務態度(意欲)は非常に重要ですが、リモートワークで勤務態度を見える化するのも限界があります。

 

事業

事業の観点では、下記の2つのメリットが主に挙げられます。

 

・巨額な初期コストが必要

・雑談などのコミュニケーションが減る

 

リモートワークの導入の初期には、PCやスマホなど貸与機材の調達、システム管理、社内マニュアルの整備など、巨額な費用がかかります。

 

また、雑談や近くの席の人の電話などから拡がるコミュニケーションも減るので、一貫性やイノベーションを妨げる要因にもなります。

 

 

 

 

 

ブログとTwitterを運用していくので、フォローや拡散大歓迎です。

 

Twitter@ApfelInvestment

 

 

応援よろしくお願い致します!

 

 

2020/03/03 あぷふぇる